安いだけの弁当は、結局食べ残されて高くつく
厚生労働省は「地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドライン」を示しています。配食が単なる弁当宅配ではなく、高齢者の栄養状態を支える事業として位置づけられているためです。
ガイドラインが求めている主な点は次のとおりです。
「管理栄養士が献立を作っているか」は、最初に確認すべき項目です。
| 項目 | 見るところ |
|---|---|
| 1. 栄養管理 | 管理栄養士が献立を作成しているか。栄養成分が表示されているか |
| 2. 食事形態 | 普通食のほかに、やわらかい形態、きざみ、一口大、ムース食があるか |
| 3. 療養食 | エネルギー調整、たんぱく質調整に対応できるか |
| 4. アレルギー | 個別対応ができるか。表示は正確か(アレルギー表示) |
| 5. 手渡しか置き配か | 安否確認をするなら手渡しが必須 |
| 6. 異変時の連絡 | 応答がないとき、誰にどう連絡するか。事前に取り決めがあるか |
| 7. 配達時間 | 時間帯を指定できるか。幅はどれくらいか |
| 8. 頻度 | 週1回だけ、昼だけ、といった使い方ができるか |
| 9. 変更・休止 | いつまでに連絡すればよいか。長期の休止は可能か |
| 10. 契約 | 最低利用回数、解約条件、違約金の有無 |
| 11. 費用 | 1食あたりの金額、配達料、自治体助成の対象か |
| 12. 味 | 必ず試食する。続かない最大の理由は「口に合わない」 |
ひとつめは「6. 異変時の連絡」です。安否確認を期待して配食を頼んでも、「応答がなかったときにどうするか」が決まっていなければ意味がありません。次を確認してください。
ふたつめは「9. 変更・休止」です。入院、家族の帰省、旅行。高齢者の生活には予定外の変更がつきものです。変更が何日前まで可能か、休止に費用がかかるかを、契約前に確かめてください。
1食あたり数十円の差より、「食べきれるかどうか」のほうが重要です。
必ず試食してから決めてください。多くの事業者が無料試食を用意しています。1社だけでなく、2〜3社を比べるのが確実です。
ほかの事業者と比べていただいて構いません。ご本人が続けられるかどうかが、いちばん大切です。まずは試食からお申し込みください。
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