目と粘膜のビタミン

ビタミンAには2つの主要な働きがあります。

  • 暗いところで見る力を支える。網膜のロドプシンという物質の材料です
  • 粘膜と皮膚を保つ。のど、鼻、腸、目の表面の粘膜。ここが弱ると感染しやすくなります

高齢者では、夜間の見えにくさ、目の乾燥、口や鼻の粘膜の乾燥、風邪をひきやすいといった形で不足が現れます。

2つの形がある

含む食品特徴
レチノール(動物性)レバー、うなぎ、卵黄、バター、チーズそのままビタミンAとして働く。摂りすぎに注意
β-カロテン(植物性)にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、モロヘイヤ、春菊体内で必要な分だけビタミンAに変わる。摂りすぎの心配がない

この違いは実際に重要です。レバーは1食で1日の必要量の何倍も含みます。週1回程度なら問題ありませんが、毎日食べたり、サプリメントで摂ったりすると過剰症の危険があります。

一方、β-カロテンは体が必要な分だけ変換するため、にんじんやかぼちゃをいくら食べても過剰にはなりません(皮膚が黄色くなることはありますが、害はなく食べるのをやめれば戻ります)。

油と一緒に摂る

ビタミンAもβ-カロテンも脂溶性です。油と一緒でないと吸収されません。

  • にんじんは炒める、素揚げする、ドレッシングをかける
  • かぼちゃの煮物に少量の油を加える
  • 青菜のおひたしにごま油を数滴、またはごまをふる
  • 味噌汁に少量の油を落とす

生野菜サラダをノンオイルドレッシングで食べると、β-カロテンはほとんど吸収されません。少量でよいので油を使ってください。

摂りすぎの害

レチノールを長期に過剰摂取すると、次のことが起きます。

  • 頭痛、吐き気、めまい
  • 皮膚がむける、髪が抜ける
  • 肝機能障害
  • 骨がもろくなる。高齢者では骨折の危険が上がるという報告があります

耐容上限量は成人で1日2,700μgRAEです。サプリメントで補う必要はほとんどありません。推奨量(男性850μgRAE、女性650μgRAE程度)は、緑黄色野菜を毎日食べていれば満たせます。

見えにくさは眼科へ

暗いところで見えにくい、視界がかすむ、まぶしいといった症状は、ビタミンA不足だけでなく白内障、緑内障、加齢黄斑変性など治療が必要な病気の可能性があります。

「栄養で治そう」とする前に、まず眼科を受診してください。見えにくさは転倒と閉じこもりに直結します。

目の健康には、β-カロテンのほか抗酸化成分(ルテイン、ゼアキサンチン)も関わります。免疫全般は免疫力と食事をご覧ください。

栄養バランスは、1食ごとに数えなくてよい

配食のふれ愛 太子店のお弁当は、管理栄養士が主菜・副菜・主食の組み合わせで献立を組んでいます。1日1食でも取り入れていただければ、不足しやすい栄養素をまとめて補えます。カロリー調整食・たんぱく調整食もございます。まずは無料試食からどうぞ。

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