距離があるからこそ、体制で支える

遠距離では、毎日の食事を直接どうにかすることはできません。できるのは、体制を作ることと、変化に気づくことです。

「心配だから通う」だけでは続きません。交通費も時間も、そして仕事も続きます。自分が行かなくても回る形を作ることが目的です。

帰省したときに見るもの

限られた滞在時間で、優先して確認する項目です。

  • 体重。体重計がなければ買って、測って記録する。これが最も客観的な指標です
  • 冷蔵庫の中身。冷蔵庫の管理
  • ゴミ。何を食べたかが分かります。カップ麺と菓子パンばかりなら要注意
  • 台所の使用感。コンロ、まな板、包丁が使われているか(台所の安全
  • 一緒に食事をする。食べる速さ、むせ、残す量、姿勢
  • 顔と体つき。頬がこけていないか、腕が細くなっていないか
  • 入れ歯の状態。合っているか、使っているか
  • 薬の残り。飲み忘れが多くないか
  • 備蓄。災害への備え

体重は必ず数字で残してください。「やせた気がする」では、医師にもケアマネジャーにも伝わりません。

日常的に手配できること

手段できること
配食サービス栄養と安否確認を同時に。手渡しなら異変に気づけます
生協・ネットスーパー家族が代わりに注文。重いものを運ばせない
訪問介護調理、買い物(要介護認定が必要)
デイサービス週数回、食事と入浴。人と会う機会
見守りサービスセンサー、電球、ポットなど(見守りの種類
電話・ビデオ通話時間を決めて定期的に。食事の時間に合わせると様子が見えます

地域につながっておく

遠距離介護でいちばん重要なのは、現地に「連絡が取れる人」を作っておくことです。

  • 地域包括支援センター。まず電話して、家族として相談したいと伝える。離れて暮らす家族からの相談も受けてくれます
  • ケアマネジャー連絡先を交換し、変化があれば知らせてもらう
  • 配食事業者。緊急連絡先として家族の電話番号を登録しておく
  • かかりつけ医。受診に一度は同行して、顔を合わせておく
  • 近所の方、民生委員。連絡先を伝えておく(民生委員

複数の目があることが大事です。ひとつの手段だけに頼ると、それが途切れたときに空白ができます。

本人の意向を無視しない

遠距離では、心配のあまり一方的に手配してしまいがちです。しかし、本人が納得していないサービスは続きません。

  • 「心配だから」ではなく「私が安心したいから」と言う。本人の能力を否定しない言い方に
  • 試してみて、合わなければやめられると伝える
  • 選択肢を出して、本人に選んでもらう
  • 「たまには作らなくていい日を作ろう」という入り方

配食も同じです。まず試食から、週2回から。いきなり毎日にしないほうが、受け入れられます。

自分の生活を壊さない

遠距離介護は年単位で続きます。帰省の頻度を無理に上げないでください。

  • 介護休暇・介護休業を使う(通算93日、分割可能)
  • 兄弟姉妹で役割を分ける(お金を出す人、通う人、連絡する人
  • 交通費の負担を分担する
  • 「行かない月」を作ることに罪悪感を持たない

配食のふれ愛 太子店では、離れて暮らすご家族からのお申し込みも承っています。お支払いはご家族、お届けはご本人へという形も可能です。気になることがあればご連絡いたします。

毎日のことだから、抱え込まない

配食のふれ愛 太子店では、管理栄養士が献立を組んだお弁当を、太子町を中心とした南河内エリアへ手渡しでお届けしています。週に何回か、1日1食だけ。そんな使い方で構いません。「作れない日をなくす」ための手段として、ご相談ください。

メニュー詳細を見る 無料試食を申し込む

関連用語

配食サービス

栄養に配慮した食事を自宅へ届けるサービス。安否確認を兼ねる場合があります。

見守りサービス

高齢者の安否や体調の変化を定期的に確認するしくみです。

ケアマネジャー

介護保険のケアプランを作り、サービス事業者との調整を担う専門職です。

低栄養

エネルギーとたんぱく質が不足した状態。高齢者の要介護化の入口になります。

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