咳ができているうちは、咳をさせる。止まったら手を出す
ここでは消防庁が公開している応急手当の考え方を整理しています。実際の手技は、地域の消防署が行う救命講習で必ず実地に学んでください。文章だけで身につくものではありません。
そして最初に書いておきます。詰まらせたと判断したら、まず119番です。手当をしながら誰かに呼んでもらいます。一人のときは、スピーカーにして通報しながら手当をします。
| 状態 | 見た目 | やること |
|---|---|---|
| 部分的に詰まっている | 咳ができる。声が出る。ゼーゼー言う | 咳を続けさせる。背中を叩かず、見守る |
| 完全に詰まっている | 声が出ない。咳もできない。顔が赤紫になる。喉を掴む(チョークサイン) | すぐに応急手当。119番 |
| 意識がない | ぐったりして反応がない | 119番。心肺蘇生を始める |
咳ができているうちは、本人の咳がいちばん強い力です。慌てて背中を叩くと、かえって奥へ入ることがあります。声が出るか、咳ができるかを最初に確かめてください。
2つの方法があり、どちらから始めても構いません。効果がなければもう一方に切り替え、交互に続けます。
妊婦・乳児・明らかに腹部に問題がある方には腹部突き上げ法を行いません。背部叩打法を使います。また、腹部突き上げ法を行った場合は、異物が取れても必ず受診してください。内臓を傷つけている可能性があります。
厚生労働省の統計では、窒息による死亡は高齢者に集中し、1月に多くなります。餅がよく知られていますが、実際にはご飯・パン・肉・団子など日常の食品でも起きます。
| 危ない食品 | 減らし方 |
|---|---|
| 餅 | 小さく切る。おかゆに入れる。よく噛む。一人で食べない |
| パン(特に食パン) | 水分と一緒に。ちぎって食べる |
| 肉のかたまり | 一口大に切る。やわらかく煮る |
| こんにゃく、いか、たこ | 細かく切る、または避ける |
| のり、わかめ | 口の中や喉に貼り付く。細かくする |
| ナッツ、豆 | 丸ごと出さない |
加えて、食事の姿勢を整え、一人で食べる場面を減らすことが効きます。詰まったときに誰かがいるかどうかで結果が変わります。
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