食べると苦しい。だから食べない。この循環を止める
COPD(慢性閉塞性肺疾患、いわゆる肺気腫や慢性気管支炎)では、呼吸そのものに大きな力が要ります。安静時のエネルギー消費が健康な人の1.2〜1.5倍になると言われます。
それでいて、次の理由で食事量は落ちます。
消費が増えて摂取が減る。だからCOPDの方はやせていきます。そして、やせると呼吸筋も落ちて、さらに息苦しくなります。この循環を止めることが食事の目的です。
COPDでは、やせている人ほど予後が悪いことが知られています。他の生活習慣病と方向が逆です。目標は「減らす」ではなく「保つ・増やす」です。
お腹にガスがたまると横隔膜が押し上げられ、息苦しさが増します。
| 控えめに | 向くもの |
|---|---|
| 炭酸飲料、ビール | 水、麦茶、栄養補助飲料 |
| さつまいも、豆類(大量に)、ごぼう | 豆腐、白身魚、卵、鶏肉 |
| キャベツ、ブロッコリー(大量に) | 加熱してやわらかくした野菜 |
| 一度に大量の食事 | 少量を回数多く |
ただし、これらを禁止する必要はありません。量を控えるという意味です。食べられるものを減らすほうが害になります。
呼吸に使う筋肉も筋肉です。たんぱく質が不足すれば落ちます。体重1kgあたり1.2〜1.5gが目安とされます(腎機能に問題がない場合)。
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COPDの方にとって、台所に立って調理をすること自体が大きな労作です。「作れないから食べない」は非常によく起きます。
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