ゆっくり食べるのはよいこと。ただし1時間は別の話
よく噛んでゆっくり食べることは推奨されます。しかし1食に45分から1時間かかる状態は、別の問題です。
目安は30分です。これを大きく超えるなら、原因を探ってください。
| 分類 | 確かめること | 手立て |
|---|---|---|
| 体力・覚醒 | 途中で眠くなる。姿勢が崩れる | 食事の時間帯を変える。前に休息を入れる。薬の影響を主治医に相談 |
| 口の機能 | 噛めない。飲み込みに時間がかかる。口が乾く | 食事形態を落とす。入れ歯を調整。嚥下体操 |
| 環境 | テレビ、人の出入り、椅子が合わない | 静かにする。姿勢を整える |
| 食事内容 | 量が多い。硬い。品数が多くて選べない | 量を減らして分食にする。一品ずつ出す |
意外に多いのが「品数が多くて選べない」ケースです。認知症のある方では、目の前に5皿並ぶと、どれから手をつけるか決められずに止まってしまうことがあります。一品ずつ出すと、すっと食べ始めます。
次のような薬は、眠気・口の渇き・飲み込みの悪化を招くことがあります。
薬が増えたタイミングで食事に時間がかかるようになったなら、お薬手帳を持って主治医か薬剤師に相談してください。自己判断で減らしたり止めたりしないでください。
時間がかかる方ほど、後半は冷めたものを食べることになります。次で緩和できます。
次のいずれかがあれば、食事形態や食事の内容を見直す時期です。
形態を1段階やわらかくするだけで、時間が15分縮むことがあります。「まだ普通食が食べられる」ことにこだわらないでください。食べきれるほうが、結果として栄養は入ります。
配食のふれ愛 太子店では、同じ献立を複数の形態でご用意しています。試してから決めていただけます。
一度に多く食べられない方のために、食事を分ける方法と、少量で栄養を確保する工夫を解説します。間食の使い方と、栄養補助食品の考え方も整理します。
椅子・車いす・ベッドそれぞれの正しい食事姿勢を解説します。足の裏、あごの角度、テーブルの高さという3点を整えるだけでむせが減る理由も説明します。
高齢者の食欲不振の原因(味覚変化・薬の副作用・うつ・口腔トラブル)と、食欲を取り戻す7つの改善策を管理栄養士が解説します。
介護保険や事業所探し、福祉用具の選び方は、同じ株式会社京谷商会が運営する情報サイトにまとめています。
介護の窓口(kaigoinfo.com)の記事。気づく目印と、相談先を整理しています。
介護の窓口の記事。滑舌・むせ・かめないものの増加をどう捉えるかを説明しています。
介護の窓口の記事。訪問歯科の頼み方と、できることをまとめています。