栄養素

高齢者の健康を支える基本的な栄養素

たんぱく質

筋肉・臓器・血液など体の構成要素となる三大栄養素のひとつ。高齢者は特に意識して摂取が必要。

カルシウム

骨や歯の主成分となるミネラル。骨粗しょう症予防のために十分な摂取が重要。

鉄分

赤血球のヘモグロビンの構成成分。全身に酸素を運搬するために不可欠なミネラル。

亜鉛

味覚の維持、免疫機能、細胞分裂に関与する必須ミネラル。不足すると味覚障害の原因に。

ビタミンD

カルシウムの吸収を促進し、骨の健康を維持する脂溶性ビタミン。日光浴でも合成される。

ビタミンB群

エネルギー代謝に関わる8種類の水溶性ビタミンの総称。疲労回復や神経機能の維持に重要。

食物繊維

腸内環境を整え、便通を改善する食物成分。血糖値の上昇を緩やかにする効果も。

カリウム

ナトリウムの排出を促し、血圧の調整に関わる必須ミネラル。野菜や果物に豊富。

ナトリウム

体液のバランスを保つミネラル。食塩として主に摂取され、過剰摂取は高血圧の原因に。

EPA・DHA

青魚に豊富なオメガ3系脂肪酸。血液サラサラ効果と脳の機能維持に重要。

疾患・状態

高齢者に多い疾患や身体の状態

低栄養

必要なエネルギーや栄養素が不足している状態。高齢者の健康リスクを高める重要な問題。

フレイル

加齢に伴い心身の活力が低下した状態。適切な介入で改善可能な「健康と要介護の中間段階」。

サルコペニア

加齢により筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下した状態。転倒・骨折のリスク因子。

嚥下障害

食べ物を飲み込む機能が障害された状態。むせや誤嚥性肺炎の原因になる。

誤嚥性肺炎

食べ物や唾液が気管に入り込むことで起こる肺炎。高齢者の肺炎の約70%を占める。

糖尿病

血糖値が慢性的に高くなる代謝疾患。食事療法が治療の基本。

高血圧

血圧が慢性的に正常範囲を超えて高い状態。減塩が予防・治療の柱。

腎臓病

腎臓の機能が低下した状態の総称。たんぱく質や塩分の管理が重要。

骨粗しょう症

骨密度の低下により骨がもろくなる疾患。カルシウムとビタミンDの摂取が予防に重要。

脱水症

体内の水分量が不足した状態。高齢者は特にリスクが高く、こまめな水分補給が大切。

認知症

脳の神経細胞の障害により認知機能が低下する状態。食事による予防研究が進む。

貧血

赤血球やヘモグロビンの減少で酸素が十分に行き渡らない状態。鉄分の摂取で予防。

食事形態

噛む力・飲み込む力に合わせた食事の種類

ムース食

食材をペースト状にし、元の形に成形した介護食。見た目と食べやすさを両立。

きざみ食

食材を細かく刻んだ食事形態。噛む力が弱くなった方向け。

とろみ食

とろみ調整食品で液体にとろみをつけた飲食物。嚥下障害のある方の安全な食事に。

おかゆ

米を多い水で炊いた軟らかい食事。消化に優しく病後の回復食にも。

カロリー調整食

エネルギーを制限した食事。糖尿病や肥満の方の食事療法に。

たんぱく質調整食

たんぱく質の量を制限した食事。腎臓病の方の食事管理に。

介護食

噛む力や飲み込む力に合わせて形態や硬さを調整した食事の総称。

サービス・制度

高齢者の食事を支える仕組み

配食サービス

自宅に栄養バランスの取れた食事を定期的に届けるサービス。安否確認も兼ねる。

見守りサービス

高齢者の安否や体調を定期的に確認するサービス。配食時の安否確認もその一形態。

管理栄養士

栄養指導や給食管理を行う国家資格の専門職。献立の監修や栄養相談を担当。

ケアマネジャー

ケアプランの作成や介護サービスの調整を行う専門職。配食サービスの利用支援も。

食事摂取基準

厚生労働省が策定する、日本人が摂取すべきエネルギー・栄養素の基準値。

BMI

体格指数。体重と身長から算出し、高齢者の適正範囲は21.5〜24.9。

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